吃音(どもり)ネタを貼ってくブログ

コミュニケーションは、話し手と聞き手、つまり「あなた」と「わたし」とで成り立っており、吃音はその障害です

「吃音の世界」感想

菊池先生の本最新刊?レビュー読むと「初のメジャー出版社からの」だとか。今までマイナーだったの?
amazonにも書いたけど「2019年版」って感じがしました。今までの本のアップデートと言うか。
今回編者に近藤雄生さんが 入ってるからか、タイトル含め、「スッキリしてるけど、刺激的」だと思いました。

吃音の世界 (光文社新書)

吃音の世界 (光文社新書)

amazonに紹介&目次ありました。サイコーです、コピペします。

言葉に詰まること=ダメなこと?

自ら吃音に悩み続けてきた医師が綴る、
自分を受け入れ、他者を受け入れるヒント

◎ 内容紹介
吃音は、最初の語を繰り返す「連発」(ぼ、ぼ、ぼ、ぼくは)と、
最初の言葉を引き伸ばす「伸発」(ぼ―――くは)と、
言葉が強制的に発話阻害される「難発」(………ぼくは)の三種類がある。
吃音症の人は100人に1人の割合で存在し、日本では約120万人、世界では約7000万人いると言われている。
近年、吃音の専門教育を受けた国家資格である言語聴覚士の誕生、障害者の暮らしやすい社会へ向けた市民の意識の変化、
そして発達障害者支援法や障害者差別解消法の成立といった時代の変化の中で、吃音者をめぐる状況にも変化が生じている。
幼少期から吃音で悩み苦しんできた医師が、
吃音の当事者のみならず、私たちがより多様な社会を生きるためのヒントを伝える。

◎ 目次
まえがき

第1章 私の吃音体験
1・1 三つの症状
1・2 吃音の不思議
1・3 吃音を隠す努力
1・4 医者になる決心
1・5 吃音恐怖症
1・6 医師になる

第2章 吃音の発症の原因
2・1 吃音はいつ始まるのか
2・2 悪者は母親?
2・3 一八〇度の転換
2・4 急激な言語発達の〝副産物〟

第3章 吃音治療の歴史と現在
3・1 吃音治療の始まり
3・2 「吃音を治す」から「吃音とどう生きるか」へ
3・3 吃音の軽減法
3・4 薬物療法
3・5 吃音は軽減していく

第4章 吃音外来
4・1 年中 ――「吃音」という共通語を使う
4・2 年長 ―― 吃音はママのせい?
4・3 小学校一年生 ―― 吃音はそのうち治る?
4・4 小学校高学年 ―― 誤解されやすい二面性の疾患
4・5 高校一年生の女子 ―― 高まる社交不安障害
4・6 二〇歳 ―― 難しい就職活動
4・7 四〇代 ―― 吃音で退職を迫られる

第5章 吃音と社会のこれから
5・1 吃音者の社交不安障害
5・2 聞く力
5・3 時代の変化と吃音
あとがき

文庫本なのでバスや電車での通学下校時に吃音持ちの10代20代に読んでほしいなと思いました。
で、声を上げて欲しいなと。メアドもかいてあるし、twitterには仲間が溢れてるし。

超オススメです。