吃音(どもり)ネタを貼ってくブログ

コミュニケーションは、話し手と聞き手、つまり「あなた」と「わたし」とで成り立っており、吃音はその障害です

本人も周りも”「言えた」「言えなかった」に振り回されすぎ”って今だから言えるけど

子供達の(全校児童対象)個人面談に妻と一緒に行ってきた。

○上の子
学芸会を振り返ってな文に
「最後まで言えなかった」「皆できてて凄い」「羨ましい」な事が。
正直悲しくなりました。

自分の前では娘はポーカーフェイスで。
前に書いたけど、「言えなかった」と結構サバサバしてて。
でも実際、心情としては悔しくて、悲しかったんだなぁと。

セリフ言えなかった以外は先生も褒めてたし、
自分も上手に演じてた、立ち回ってたって思うだけど。
でもその振り返ってな文には言えなかった事に関してしか書いてなく。

その文、戻ってきたら「俺には見せないで」って妻に言うのかな?
妻にも見せないで隠しちゃうのかな


何回か書いてるけど、吃音に関しては上の子に壁を作られています。

自分のやり方を声を大にして言って来たのがウザいらしく。
自分の「吃音」と上の子の「吃音」では当然だけど違うようだ。そこを自分は理解してなかった。

吃音持ちが一番他の吃音持ちの事が判らない」って本当だと思う。
自分の成功体験を押し付けるのはヤメる。
自分が思ってる「成功」が他の吃音持ちには「成功」じゃない事も多分にあるし、
少なくとも娘にはうまくいかないようだ。


個人面談の数日前に日直があって。言えなかったとか。
かなり前から「今度の日直で言えなかったら”ことばの教室”行かせる」って言ってて。
「ことばの教室」立ち上げの時に教育委員会からも「是非通わせて」なアプローチもあり、
本人も「通えば良かったかも」って後悔も聞いたので背中を押した。

先生には事前に話してたので面談途中から「ことばの教室」の先生も同席して。
「ことばの教室」に幻想は全然なく。
正直な話「息抜き」ができれば、担任の先生以外の大人と話ができればと。
部活の先生は忙しくて?そこまで気が回らないようだし、「ことばの教室」に通えばって考えもありで。
ことばの教室の先生は俺にビビってた感じ。
ことばの教室の先生が集まる勉強会で北海道言友会旭川地区をサポートしてる先生から声かけられたようで。
「どもらなくなる」とか全然期待してないので、ただただ娘に寄り添ってほしいと思います。


手続きを直ぐにやってくれて、週一で授業中抜けて通う事に。
決まったと妻が娘に報告したら嬉しそうにしてたとか。
相変わらず自分の前では「そうらしい」としか言わなかったが。


上の子に言いたいのは(担任の先生もかもだけど)
「言えた」「言えなかった」に振り回されないでって。
言葉が出るタイミングを気にしてるから周りに気が回らないとか、そんな残念な事はやめて
話したいことが伝われば(どもったって)それでいいんだよって。
幸い、クラスメートは言葉が出てくるまで待ってくれてんだしね。
雑談とかではどもりながら周りとも絡めてるようだ。
でも、実際に日直では言葉が出てこない、ならば、どうすればカバーできるか。
担任任せでなく、自分なりに行動ができればと。
「ことばの教室」に通った事でもっと大胆に(メモを担任に渡して言ってもらうとか、事前に黒板にに書いとくとか)行動できると思うし。
壁を作らてるけど、ちょこちょこアイデアを言っていきたいと思う。
(上の子が寝る頃しか帰宅できないのが悪いんだろが)


○下の子
最初から「ことばの教室」の先生も同席。
下の子は担任の先生もことばの教室の先生も頼りにしていて。
下の子は「クラスメートにどもりのマネをされるのがイヤ」って相談をしていて。
「”本人の承諾をとれば”担任がクラスメート全員に「どもりのカラカイはダメ」」って言ってもらうのお願いした。
上の子も小1でそれをやってもらってカラカイはそのクラスの中では無くなったので。
幼稚園の時同様に「発表では」どもりは皆無らしく、ことばの教室でも一度もどもってないとか。
なので「来年も通うのですか?(通わなくてもいいのでは?)」と聞かれた。
本人楽しんでるし、普通にどもってるので。是非是非続けていきたいお願いしますと伝えた。
内容も訓練と言うかアプローチが下の子には効いてるみたいだし。

アンケートの回答を見せてもらい。
「好きな科目」「嫌いな科目」「嫌いな理由」「友達を書いて下さい」な項目で。
「好きな科目」で一度丸した国語が消されてて(消し方が甘いから判るのよ)
「嫌いな科目」に国語
「嫌いな理由」は音読のようで。
「友達」の欄にはびっしりと10人以上?
下の子にはこれがある。
友達が沢山なのが自己肯定感と言うか、下の子が下の子らしく振る舞えるのだと思う。

引っ越した時は近所に上の子と同じ学年は一人しかいなくて。
今は「住宅手放」→「リフォーム業者」→「別家族購入」が進んで下の子の同級生が近所にゴロゴロいる。
だから放課後は近所の公園や家の前とかで5~10人が常に遊んでる状態で。

下の子は本人の努力もあるのかもしれんが恵まれてると思う。
と言うか、この環境がありがたい。上の子には羨ましいだろな。

下の子(7歳)に関してはこれから吃音がどんどん酷くなるのか、
無意識にコントロールできるのか瀬戸際なのかな。
奥サマの提案で寝る前に絵本を読んでて、自分もやったけどホボ吃らない、どもっても気にならないレベル。
正直、治るなんて期待してないけど、「度胸」だけは維持できるように支えてあげたい。