南先生からの抜粋
吃音で悩んでいる方はどうぞお近くの言友会にご相談下さい。STの方々の門を叩いてください。ご一緒に悩みを語り合いましょう。そして社会に向けて、吃音と吃音のある私たちへの理解を訴えましょう。学校や職場における合理的配慮を権利として求めましょう。
命より大切なものはありません。北海道言友会では毎月誕生会をしています。今日初めて来た方がその月のたった一人のお誕生月の場合もあります。あなたが生まれたこと、私たちと会えたこと、これから一緒に語り合えることを感謝しながらケーキのロウソクに火を灯し、吹き消してもらいます。「生きていて、今日ここであなたに会えて良かった。
心からお祝い申し上げます。お誕生日おめでとうございます。」
自分はカミングアウトしたいけどできない。意気地なしだなぁと思う。
今の職場でもカミングアウトはしてない。
以前の職場で「○○クン、どもりでしょ?」って言われた時、どんなに嬉しかった事か。
「そうなんです~」って。
まぁその後配慮されてたかって考えると全然配慮されていなかったのだけど、気分は違ったよね。
ビクビクしてた22年間と川淵さんの「J」のフリップを見て上京を決めて、親父が死んだ直後なのに決行して(親戚には止められたけど家族からは止められなかった)。
川越の競技場で「あっちの方が面白そう」って上京仲間の同僚と。
再入場禁止なのにハーフタイムにL旗で隠してもらってゴール裏の柵をよじ登り。
試合後「一緒にやらないか」て。
20年も前の話だ。
あれから、何もかもいい方向に変わった(と自分は思ってる)。
こんな事もあるので人生ってくだらないけど、生きてると楽しい事になるかもよ。
自分は結局サッカーを通じて色んな人と交わる事ができて吃音の重石を軽く出来たと思う。
吃音って重石を軽くするには情報も大事だけど、やっぱ人だと思う。
幸いな事に吃音持ちには「言友会」と言う「手を差しのべてくれる」場所がある。
維持は正直、大変らしい。
そんなの聞いちゃうと自分は身に付いた「サポ気質」がムクムクと湧いてきちゃうんだけどね。
参加してみて、「こんなに敷居低いんだぁ」「でも専門的」少なくとも北海道のは。
札幌なら月2回、旭川、帯広、室蘭でも定期的に。
踏み出せば変わるかも知れない。よ。