本日(1/28)の朝日新聞の朝刊に吃音の記事がありました。
全国紙だから皆さん買えるので読んでほしいって北海道言友会MLでも昨日案内流れてました。
一部は朝日新聞webサイトでも読めますね。画像だけ見ても苦しくなる感じ。
昼休みコンビニで買って読んでみる
本日発売の「新潮45」2月号にルポを書いています。『吃音と生きる――百万人の知られざる苦悩』です。「どもる」とはどれだけ苦しいことなのか。是非多くの人に読んでいただきたい内容です。今日はこれから、その続きの取材です。
http://t.co/2ce8GNRuEe
— 近藤雄生 (@ykoncanberra) 2014, 1月 18
読んでみた。何回も読んでみた。
重い吃音持ちさん二人のお話。
お一人は長年勤務してて偉くなって管理職になったら「吃音直さないとクビ」的な事になりな話。
お一人は昨年「バリバラ」に出ていた方。そんな事になっていたとは。
吃音も酷ければ(医療先生の理解は必須なんだろけど)障害者手帳貰えるんだなぁって。
それまで、この重い吃音持ちさんも休職できる規模の会社に長年勤められてるっていいなぁと思った。
酷い仕打ちと、未だに理解はない職場なんだろけど。
「偉くなったら人前で喋らないといけない」って、基本恐怖でした。
浦和レッズのサポーター活動するまでは人前で話すのを避けまくっていた。
学校でもバス遠足や修学旅行とかで無邪気なバスガイドさんにマイク向けられると拒否しまくって場の空気を悪くしていたな。
「副委員長”ナンバー2”は人前で話さなくてもいい」なんて実践したりして。
今の子供達は役とか関係なく全員の前で発表させる事が多くていいことなんだけど、
うちの子達もそうだけど、吃音持ちの子達には大変(でも環境整備すれば絶好の機会)だなぁと。
恐怖にならなくなったのは
自分の場合はサポーター活動に飲める込めるタイミングで基本一人で動く職場になったのもあるかな。
一人だから、まぁなんとか折り合いつけられるし、周りも「そんなもんか」って思ってもらえると言うか。
今の会社に就職した時に「出世欲ある?」って質問されて「全然ないです~」って。
幸い子供持ちになったから子供達が独り立ちするまでは「給料増えるなら出世でもなんでもしたい」に変わったけど。
でも、「昇格させるけど、ちゃんとした言葉遣いをしろ」って言われたらどうしましょうか。と考えるお話でした。
「障害者手帳貰えたら就職楽勝」って思ってたのだけど、違うんだなぁって。正直驚いた。
大黒柱的な収入を得るのはなかなか無いのかなぁって。
バリバラに出た人の話は、でるキッカケ、葛藤、出てから、現在。
こういう人こそ、「吃音」の講演会みたいな感じでソコソコでも食べていけるようになってほしいと思った。
記事にもあったけど「重い人」だからインパクトあると言うか、大事だと思う。
書いてて「難しい」って心底思うけど。
これは「公共の場で泣き叫ぶ赤ちゃん話」だけど、吃音持ちに限らず、全部こういう事だと思う。
さっきのギャップは、ここにあるのだと思う。
「赤ん坊が泣きやまないことは普通にある」。
そのことを知っているか、知らないか。体験したか、してないか。
誰かに教わったか、教わってないか。・・・
体験してないと「母親なら赤ん坊を泣きやませろよ、それが母親の責任だろう」と考えてしまうのだろう。
「赤ちゃんにきびしい国」のつづきとか補足とか〜12万いいね!の理由〜 | sakaiosamu.com
吃音持ちが発信続けるしかないと言うか
「吃音持ちだから見せ者になって稼げる」って
衆知されていない今だからできるって発想転換....毒過ぎか。
救えるというか「困った。助けて」って自然にいえる世の中にしないとね。
吃音持ちが体を張ることでそんな世の中にできると思うんだけど。それが自分の自信回復にも。