吃音(どもり)ネタを貼ってくブログ

コミュニケーションは、話し手と聞き手、つまり「あなた」と「わたし」とで成り立っており、吃音はその障害です

吃音持ちの作者さんが描く、吃音持ちの高校生君が主役のマンガ連載「ワンダンス」

偶然(amazon?)このマンガを知りツイートしたら編集者さん?に深夜にいいねされて。
で、時間調整で本屋行って、1話をスマホで試し読みをしたらガッツリ「吃音症」と書いてあって。
音楽が聴こえてきたのでその場で月間アフタヌーン1月号立ち読みして(ダンス大会審査発表の回だった)単行本1巻2巻購入。
買って良かったですよ。


2巻のカバーに

吃音で人生得したことなんかいっこもないけど
この漫画が初めてひとつ目になるかもしれない。

ってあって。これは作者さん吃音持ちではないかしら〜と。珈琲さん。

1巻の番外編に「ダンス部の小谷くんは吃音症」ってのがあって、吃音の事をがっつり説明しています。

その小谷くんは高校1年生男子「お 俺 こ こ こういう喋り方だけど き き 緊張してるわけじゃないから き 気にしないで」
って言える子です。
中学時代は友達に誘われてバスケ部。高身長でイケメン。
バスケの友人に「黙っていれば周りが勝手に良い方向に解釈してくれるんだから」「お前は得してる」って言われております。
その友人は口悪いんだけどいい子なんだな。吃ってもその友人君がネタにして変な雰囲気を作らないようにしてくれていて。
本人の座右の銘は「目立たず、逆らわず」ちょいちょい「吃音持ちあるある」が悩み事として出来てきます。

そんな目立つのが嫌いな小谷くんが湾田さんのダンスに惹かれたのと、彼女が言った
「「喋らなくてもいい」っていうのはいいよね」「私もあんまり口で伝えるの得意じゃないから」って言葉にも惹かれてダンス部に入部して....ってお話。

ダンスの曲が書いてあってメジャーな曲ばかりなので脳内で再生できて。
この漫画、人気でればサブスクで纏めてくれるんだろな、自分で纏めてもいいけど。
ダンスシーンは娘が一時期ダンス教室通ってて、イベントとかで年代別の発表見てたから、ダンスシーンは流れるように俺には見えます。

小谷くんは吃った事を気にしてるんだけど、ダンスの事を話してるので周りは全然気にしてなく、中身を聞いてくれていて。
それは俺も判る。コサキンオフ会とか、REDSのサポート、サッカーの話をしてる時もそうだけど、
趣味で繋がってる皆さんて、中身を聞いてくれるから、本当に楽なんだよね。吃らないように話してしまうけどね。


無心のクダリのトコ、よいです


主人公君は結構精神的に解放されてきていて。どうなるのだろ?純粋にダンス漫画に移行するのかな?
確かに極めたダンサーさんって無口内向的オタクなイメージあります。それって。


10代20代のフォロワーさんは既に知ってたんだろけど、ここまでガッツリ吃音あるあるが出てくる漫画が連載中だとは。
時代は変わりましたなぁ。自分時は「風子のいる店」しか無かったですよ。あれはキャラ設定だったけど。

とにかく超オススメです。