吃音(どもり)ネタを貼ってくブログ

コミュニケーションは、話し手と聞き手、つまり「あなた」と「わたし」とで成り立っており、吃音はその障害です

障害者雇用のワークショップに参加した

2年前から会社の人事担当(手続き系だけだけど)拝命されて、職場改善でいろいろ動いております。
障害者雇用もテーマの1つ。
障害者雇用
吃音持ちさんが発達障害枠で「精神障害者保健福祉手帳」取得できるって事で以前から注目していました。
手帳があれば、障害者雇用枠で就職できます。
障害者雇用枠ってのはフルタイムの正社員パート・バイトの2.2%来年は2.3%が雇用義務になります。
2.2%だと45.5人なら1人以上、2.3%だと43.5人ならば1人以上雇用義務となります。
フルタイム100人以上の会社が基準以下だと月4万とか徴収されます。雇用が多いと月3万とか助成されます。
障害者雇用達成企業割合は45.9%との事。


今回ハローワークからワークショップの案内があり、初めて参加しました。
1部は地域の求人・求職の現状と、無印さんの取り組みについての講演
2部は参加者数グループに分かれて、障害者職業センターの方が司会で、意見交換会
参加したグループで障害者雇用してない会社はうちだけだったので、色々質問させていただきました。
中小企業グループだったからか、結構ぶっちゃけた話を聞けて、凄く勉強になった。
障害者雇用の職種は事務が多くて、製造、清掃・品出しってのもあった。
事務もサポート役(書類整理とか入力作業とか)が多かった。
参加会社に医療系が無く。医療からもサポートあればって司会の人が言ってました。


吃音の困り感を訴えようと狙ってましたが、何せ「手帳前提」だったので切り出せず。
重度の方を雇用してる土建屋さんの話がキツク、重い話でした。
お金の話は無かった。お試し期間は補助が出来ますよ程度の話で。手帳の等級と連動してるのかな?勉強不足。



ワークショップの感想、吃音目線じゃなく、全体的に書くと。
・職場環境改善の最終形として「障害者雇用」は良いかなと思った。
・参加企業、「法律なので仕方なく」って会社と「積極的に活用」って会社の2択だった。
・障害者枠の人を孤立化させないように、社員さんも壁を作らないように、地道なアナウンスが必要
・理解してくれない社員は正直いるので「彼彼女らがいる事でこれだけ楽になる」を繰り返し説明が必要
・パニックになった時とかの想定問答事前に決めておくべき。
・現場リーダーの力量に左右されそう
・周りの理解、更に周知が肝。
・無印と言うか良品計画さんの講演(駅前店の店長さん)凄く良かった。「障害者雇用悪くないかも」って思わせてくれた。

ワークショップでぶっちゃけた話を聞いて
・「新卒はすぐやめてしまう」「中途採用は全然来ない」ので障害者雇用
・彼らは真面目で、真摯に仕事に向き合ってくれるので戦力になる。
・でも「常に気にしつつ」「たまには夕飯一緒に食べたりして」「その子と保護者との関係性も考慮して」1年掛けて出来る事出来ない事を把握する必要がある
・「気を使われるのが嫌」って人も多いので疎外感が出ないようにするのが大事
・重度の方は癇癪起こした時は暴力やセクハラもあるので粘り強く対応
・最後名刺交換で「通勤方法は?」とか更に聞いたけど、うちの会社は車通勤前提なので、ハードル高いのかも。


以降、吃音持ちさんの就職に絡めて感想書くと。偏見あると思います。ゴメンナサイ。
・全ての人に障害持ちの有無に関係なく、障害持ちさん受け入れる感じで接して貰えば、万人が暮らしやすくなるのだろなと。
・障害持ちさんっても内部障害(見た目判らん&疲れやすい方が多い)や身体障害の方達は意思疎通ができるので優良なんだろなー
・知的とか精神の方達の受け入れって大変、時間が掛かる。
・障害者枠って偏見あると思う。実際障害持ちさんなのだから「癖が強い」訳であり、周りに配慮も求める訳で。
・数年前「はてな匿名ダイアリー」で就職担当名乗る人が「吃音持ちなら障害者手帳もってこい即採用」「無いやつは不採用」的な事が話題になったような。
たぶんこれ。
吃音のある就活生はなぜ障害者手帳を持っていない?人事採用戦略の話
・重めの人の保護者は死ぬ気で診断書書いてくれる先生見つけて手帳取得(精神だから2年更新)目指した方が良いような気がした。
・北海道にもそんな先生いないかなぁと。
・吃音持ちさんが面接で言うべきってやっぱギブ&テイクだと思った。
・合理的配慮の精神、「カミングアウトして、周りに理解してもらい、配慮を求める」
・テイクって俺は専門学校で獲得した国家資格だったけど、「精神障害者保健福祉手帳」もテイクになるよなと、真剣に思いました。

つらつらとそんな感じです。纏めません。