吃音(どもり)ネタを貼ってくブログ

コミュニケーションは、話し手と聞き手、つまり「あなた」と「わたし」とで成り立っており、吃音はその障害です

次女(中3)の受験・学校での配慮

吃音持ちの娘達(遺伝で吃音持ちになってしまい申し訳ないずっとサポートです。親だもの)
長女(高3)の進学が決まり、次女(中3)もようやく部活(吹奏楽)の卒団コンサートが11月6日に終わり、受験モードに。

4月の2者面談、俺が出たのだけど先生からはとてもいい評価で。
配信効果か、成績がどんどん下がり~(周りが塾に行ってるのもあるのかも、次女は頑なに拒否)
コロナで部活の卒団が9月から11月になったりしてで宙ぶらりんな状態が続き。
次女の事、以前「隠れ吃音で生きていく」と書きましたが中3になって、日直や体験入学での「皆の前で難発が出て発話出来ず」が結構出てるみたい。
日直だと朝ダメでそれ以外はOKだった的な感じのようだけど。
入学時に学校には「吃音持ち」を伝えているので担任の先生が次女と相談して「英語の音読の対処方法」等関係各位に情報回してくれてるようだ。

そんな次女の進学希望高校には推薦入学があり、どうやら本人が望めば学校推薦してくれるようだ。
で、「配慮はどうしますか?」と担任から電話がきたらしい。学力下がってるのに(合格範囲内ではある)ありがたい話。
もう1つの高校も「授業料免除」に該当するので面接があるらしい。
までも吃音持ちですよ。面接を本人どう思うか。

長女の時は面接練習というか通常時でも複数人の前だと場面緘黙的に声が出なくなっていたので、
本人の希望も聞いて、小学生時代に通った病院の言語聴覚士の先生に一筆書いていただいた(学校推薦で面接うけた)

吃音重くなってるとはいえ、長女ほどではない&学校は吃音が合否に影響しないので、一筆までわなぁ~と個人的には思っていて。
現実次女はそこまで言語聴覚士さんとの関りが薄く、お願いするのもちょっと無理があるかなと。
本人の希望が優先で中学校も寄り添ってくれてるので、必要となれば頑張ります。


そのやりとりを長女が聞いてて、ビシッとアドバイス
「面接最初に吃音の事言えばいい」
「言えなければメモを渡せばいい」
「自分の大学受験の面談(1人1時間以上あった)では一部筆談(スマホ)でこなした」
と。
正直、カッコよかったですわ。逞しいです長女。結果合格してるし。

次女の3者面談は来週月曜で方針決まるのだけど。
高校に渡す、推薦資料の中に「配慮」と書いてほしいなら、多分裏付けの病院からの診断書必須だと思う。
できれば「小学校時代ことばの教室通っていた」「今も一部配慮されてる」って診断書なしに書いてほしいけど。


次女は(隠す隠さないは置いといて)、「言えない時はどうするか」ちゃんと対策を考える向き合うチャンスだと思う。
高校受験ってハードルは高いのかもしれないけど、幼稚園から続くメンツが変わらない世界から次のステージに行くわけだし。

受験する高校も決まり、推薦使うかどうか。
吃音持ちとして、親として。2度チャンスあると思って学校推薦可能であるならば面接に飛び込んでほしいし、それも経験。
北海道言葉友会旭川ブロックで数年前にあった中高生イベントで模擬面接したのだけど、参加者みんな堂に入ってて凄かった。
あの子達が出来たのだから、次女も練習すれば出来るかなって。それでも保険かけたければ、メモを渡せばいいし。


妻は「次女が吃音重くなっちゃって......」と嘆いているが、エビデンス的に高校~20代前半まで人生で一番重い時期に突入する。
どう生きるか。
ヒントは色々用意してるつもりなので、活用してほしいなと思う。

次女がんばりドコです。