吃音(どもり)ネタを貼ってくブログ

コミュニケーションは、話し手と聞き手、つまり「あなた」と「わたし」とで成り立っており、吃音はその障害です

吃音改善に限らず良い本だと思ったので紹介

レディックス通信で連載されていた方の本で、良いと思ったので紹介

幸せな人生を送るために必要な事は
”可能性を最大限引き出すための、本人の自己理解”

にぐっと来ました。
本に書いてある考え方って吃音改善したい人に役立つと思った。
理由は吃音改善は短期間で結果出せるものではないから。
客観視出来ない人向けなのかなと、だから帯に
「これまでの自己啓発本で変われなかったあなたへ」
具体例もあります。
・人前で話すことに苦手意識がある
・失敗が怖くてマイナス思考になってしまう

目標を「吃らない自分」として読み進めるといいのかなと。
「大切な事は行動すること」「失敗しても幸せになる考え方」
はすごく経験上共感できた。
本当はVRとか環境調整とかで発話失敗してもメンタルやられない環境世の中が良いのだけど
自分は「いい経験になった」「面白い興味深い失敗だった」と変換できてるので
吃ってもそんなにダメージないのかなと改めて思いました。

著者の方達は発達障害持ちで、発達障害持ちさん&保護者支援者向けの本です。
大学や高校、若者サポートセンターでのテキスト本の位置づけです。
・20歳前後の人達に自己理解をすすめる書き込み式の本

以下、がっつり本の中身を書きます

流れとして
◯自分の特性を探す
・「自分らしさ」発揮力チェックリスト
メタ認知力チェックリスト
・性格チェックリスト(内向き・外向き判断)
 ・性格チェック結果を踏まえて→ダメでなく違い
 ・社会とは得意なことが違う人たちの集まり
・学習スタイルチェックリスト
 ・視覚型・聴覚型・体得型
 ・同時処理型・継次処理型
◯「自分らしさ」と可能性を引き出す方法
セルフ・エスティームを高める

・言葉のリフレーミング(ネガティブを別の視点でポジティブにする)
 ・ネガポ辞典
 ・ネガティブをポジティブの具体例(私の欠点は「話すのがゆっくりで、のろまなところ」からの~
  ・欠点→
   ポジティブな表現に変換→
   変換後の性質どのような場面で生かしたか→
 ・この章の振り返りと実際に生かせた場面を書いてみよう
・苦手意識を解消しよう
 ・苦手な事を思い浮かべる/100%を部分にする/条件を明確にする
 ・過去のどの記憶を思い出すか
 ・具体例
 ・自分のことが嫌いなあなたへ
 ・この章の振り返りとあなたがどのように変化したか書いてみよう
・目標達成力を高めましょう
 ・やる気の出し方パターンから自分に合ったのを見つける
  ・報酬でやる気が出るタイプ
  ・できるイメージが湧くとやる気が出るタイプ
  ・切羽詰まることでやる気がでるタイプ
  ・早め早めにやることでやる気がでるタイプ
 ・実行機能がわかるチェックリスト
 ・この章の振り返りと自分がどう変化したか書いてみよう
座右の銘を見直してみよう
 ・自責型・他責型・気合型
 ・自分の価値基準を信じすぎない-例外処理を認める
 ・座右の銘ワーク(プラス面マイナス面を書いてみよう)
 ・この章の振り返りと例外処理を作ったことでどう変化したか書いてみよう
◯あなたの本当の幸せを探しましょう
 ・なりたい自分をイメージする
 ・求めている幸せのタイプを知る
  ・3つの感情チェックリスト
   ・なりたい自分を書き出してみよう
 ・目標設定
   ・3ヶ月後をイメージして書いてみよう(振り返りもしよう)

ハッピーな人生を送るために大切な事は行動する事
 ・失敗したときには自分の存在と行動を分ける
 ・行動を邪魔する事をポジティブ又は客観視して対応策をみつけよう
 ・人に頼る方法もあり
 ・小さな成功体験で相乗効果を上げるための習慣
 ・未来の自分からの手紙をなりきって書いてみよう
 ・章の振り返りと新たな気づきを書いてみよう
実際に書くことが大切なのです


◯あとがきにかえて(支援者保護者の皆様へ)
・違いを尊重する
・挫折した経験が人生の可能性を広げ、真の幸福を導く