吃音(どもり)ネタを貼ってくブログ

コミュニケーションは、話し手と聞き手、つまり「あなた」と「わたし」とで成り立っており、吃音はその障害です

子供達の様子(8/20と8/22)

8/20は学校で子供達の様子話を妻と二人で。

下の子(小3女子)は何でもやれてて、吃りは若干でてるようだけど「気にしない」で発表等やれてるのだとか。
本人次第だけど学級の3役も任せたい的な事おっしゃってた。(本人は「やりたくない」と言ってた)
今は大丈夫のようだ。「キラキラ」ではないけど、何かの状況で変わるかもしれんし、油断はできないけど。

吃音、俺も弟もあったのだけど、弟は(コントロールしてるかもだけど)表面上は吃っていない。
下の子もそうなればいいのだけど。


上の子(小6女子)は発表が出来ないと。授業でも声がでないと。どうしたもんかと泣きが先生から入り。
部活のおかげで「普段は話せる」「ワイワイガヤガヤな状態でも発言できてる」「友達の家に行ける」「夏休み一緒に行動した」
1学期の「通知箋」と一緒にくる自己評価表も過去最高な位高い。
2年生の時のカラカイ時に比べると飛躍的に向上と言うか、素直に嬉しい。

でも日直や発表ではナカナカと言うかほぼ発表できていないようだ。

先生達からは「喋れたほうがいい」「伝われば、どんな方法でもいい」どちらかいいか聞かれた。当然「伝わればいい」と。
先生もそれを想定してて、上の子に「ホワイトボードを使って」「テープやビデオカメラで録音録画して」等提案してくれてるようだ。
日直はともかく、発表は本人曰く「書くのは大変で伝わらないから」と「発表する」と言い、原稿を書いて発表に望んでいるのだが。声が出てこない。
先生もクラスのみんなも「言おうとしてるのに言葉が出ない、苦しそう」は共有できてるようだ。
(だから不意に上の子が発表できると「おお~」って声がクラスで上がるらしい。いいクラスだと思う)


先生の泣きの答えの返答として「今週末言友会あるので聞いてみます」と、俺。

その言友会の集まりとは8/22焼肉パーティーでした。我が家は妻は仕事で参加できず、3人で参加。
参加家族的には1年前行った吃音キャンプや比布の女子会に参加した皆さんで。
スタッフ(と言うか大人)も教育大通ってる学生さん除きうちの子供達は見た事ある皆さんでした。
こういうイベント、うちの子達は全く発言する事はなく、発言しても家族間のみで。俺の少年時代と一緒。
下の子は今までと変わらず、無口になる。俺や上の子がいると話すのだけど、今回もそんな感じだと思った。
それが今回、上の子は参加者全員に吃りながら普通に話をしていた。親戚のおじさんおばさんに話すのと一緒な感じ。非常に驚きました。
先生達も「初めて声を聞いた」「初めて吃ってるの聞いた」で「変わったねぇ~」と。いい方に変わりました。皆さんのお陰、本人の努力。

しかし、この開放感的な何かってなんだろな~と。
それこそ札幌例会の後の飲み会っぽいというか「うぃーすた」の雰囲気ってこんなかなぁ~って。


「発表以外なら吃りながら言えてる・ことばの教室での練習(先生と1対1)では言えてる」と仮定して南先生に相談した。
場面緘黙的なアプローチが必要ではないか、と。
・目標を決めて(例えば来年の卒業式・卒団式にはできるようになる)
・「伝わる」のシュミレーションをことばの教室で(ホワイトボードでの発表や事前録音を体感してみる)
・毎週、少人数での”発表”を繰り返し行う(ことばの教室で複数人の前で、理想はクラス内で)


正直、今の恵まれた環境で発話練習できるのは小学校卒業までのあと半年だと思う。
この期間に「発表できた~」となるように。


自分は考えると小3から班長に指名され続けて、みんなの前で発表しなくてはいけない事が多く。
随伴で言える(例えば立ち上がる時に言う、上げた手を使って、体を揺らして等)の判ったので積極的に利用した。


焦る、でもここまで来たんだと思うと、先生達に感謝感謝です。「本人が殻を破るだけ」としか思えなくて、もどかしい。