吃音(どもり)ネタを貼ってくブログ

コミュニケーションは、話し手と聞き手、つまり「あなた」と「わたし」とで成り立っており、吃音はその障害です

マンデーナイト吃音カフェに顔出した

4/18のマンデーナイト吃音カフェに顔出しました。
目的は先生の体調(MLに悪いと書いてあった)の確認と北海道言友会の年会費3千円を払うため。

先週の出張が上手い具合にNGになり正直無理無理月曜に合わせました。


以下、帰宅までのどーでもいいコト含め箇条書きで
・札幌駅北口のいつものビルのいつもの場所に18時半に到着。当然誰もいない。
・周りは結構人いて場所確保大丈夫かなと。引き出しにあった全言連ニュースを読む
・先生大荷物抱えて到着
・続々到着。Sさんは「少ないときは少ない」と言ってたけど数回参加いずれも大人数(10人弱)だったイメージ
・今回も約10人の参加で8割?は吃音持ち。初参加はお1人で後はマンデーや札幌例会、中高生では参加経験ありの方達。
・先生せっせとコーヒー淹れてて年長者が話したいこと話す的な
・自己紹介あったような無かったような(多分無かった)
・2年前の吃音キャンプで見た事ある子はなんと書道部3年。来月呼ばれて松前町でパフォーマンス披露だとか
・3年前の吃音キャンプ(下の子が熱出して1時間で帰った)で会ったIさんが覚えてくれててありがたや。
・今回も美味しいコーヒーを数種類いただく。200円100円味見だけ。
・トークは月9の話メインで後は近況なのかなと。10代の皆さん置いてってすみません。
・北大の勉強会で「Stutterer」の訳してたのだとか。それ欲しい
・先生が吃音持ちに「言語聴覚士」だけではなく「臨床心理士」もいるといいって言ってた。初耳。
・その10代の子達がこの場にいるのは親からの勧めとは隔世の感と言うかソだよねと。
・Iさんから旭川の様子とかブログのとか色々突っ込まれて大声で色々話してしまった。反省。
・ラーメン屋もケーキ屋も札幌の事は疎いと再認識。
・初参加の子にもっと寄り添わんと~と。
・彼、正直大変な状況だけど北海道言友会でも何か支えてあげられるはず。懲りずにまた顔出して欲しいなと
・21時過ぎに解散
職員の人と先生何か話していたのだけど、うるさくてクレーム受けたかしらん?スミマセン。

とっても楽しかったです。先生を早く返すはずが2時間立ちっぱなしにさせてしまった。
また出張と絡めて顔出したいですな。月9の感想色々聞いてみたいし。


駐車場まで送ってやるよ~って言われたけど「北5条~」の北とか言いづらいし、道案内がメンドイのでその場で退散
コンビニ内に「ここで1列に並んでください」の文字があって驚く。都会やね。

実はマンデーナイト吃音カフェの楽しみの1つに「帰りの車の中の時間」がある。(だから高速使わない)
この日は荻上チキさんのラジオを聴いて(前半熊本地震、後半山口組分裂話)24時から帰宅までは岡村ちゃんの「幸福」を大音量で。
帰宅して録画中の「響けユーフォニアム」少し見てスマホで「雨のパレード」の曲を数曲聴いて、25時ちょいに就寝

吃音持ちの娘達の様子

2016年4月19日であります。
吃音持ちの我が娘達の様子。

上の子は中学1年生。自転車通学も始まりジャージ登校になってからジャージ姿見てないなそいえば(自分は遅くても7時20分には出社)
吹部に入部し現在楽器を選んでる?段階。流石中学校、日曜日も練習ありでGWも5日以外は部活あるとか。
色々あるのだろけど家ではそんなに変化なし。
仲良しの子と親同士のLINEで待ち合わせ時間場所等連絡してるみたい。
欲しいと言われたらイオンスマホ差し出す感じかな。(中学生はまだ早いの大合唱ではあるのだけど)

学校との話でスッカリ抜けてた「音読」の配慮話。
小学校ではがっつり配慮(基本的に一人での音読は100%無かった)されてて
当たり前過ぎてお願いしてなかった。小学校から情報いってると思うけども。
※娘に聞いたらこの列で群読とかになってるようで「一人で音読」は今のトコない感じ。2016/4/21追記

下の子は小学4年生に。ことばの教室の先生がコーディネーターさんになり、先生変わりました。
娘は「別に、まだ1回しかやってないし」と平静。

上の娘は注目が集まると発話できない(選択制場面緘黙?)ので色々配慮お願いしてるのだけど
下の娘は音読も当てられるのも、日直もやれてる感じで特別な配慮はお願いしていない。

ならば「ことばの教室」休むのもありかなと。

妻が変わったことばの教室の先生から「チックが出てた」と言われたそうな。
実は毎年と言うか4月は他の先生にも言われた事があり、以降は慣れるからか、チックは出なくなる感じで
親としては「この季節恒例」な感じです。今のトコロは。
上の娘が発話できなくなったのは小4なので注意して、なんだけど。

妻が気になったのは先生の物言いだったようで不用意と言うか残念な発言があったようです。
先生素人だし「そういう人もいる」って受け止めるしかないと思っています。

続けるかどうかは、娘の意向優先で。



月9。第1話、家族でリアルタイムで見ました。
娘達も妻もどう思ったか。別トピでどっかで書こうと思います

娘への中学入学まで配慮された事(春休み&入学式編)

妻や娘への取材が足りていませんが中学進学になった上の娘への学校の配慮を列記します。
足りない、間違った事があれば妻が指摘してくれると思うのでまずは書きます。

娘への中学入学まで配慮された事(春休み&入学式編)

春休み中に中学校で打ち合わせってのを告知されていたのですが
当該先生の異動があって本当にできるがドキドキしてたのだけど入学式2日前に開いていただきました。


事前に以下の資料を小学校のコディネーターの先生経由で中学校に渡しました。

吃音の啓発資料
・場面緘黙の啓発資料

※娘の状態は昨年夏には「一人で」「大勢の前」「視線が集まる」時に喉がキュっと固くなって発話できなくなります。
練習の成果、言葉選びの成果もあると思いますが「友達が横にいて」「マイクを使って」ならば200人の前でも発話できています。
店での注文、周り(知らない人でも)への呼び掛けも吃りながら出来る状態

本人の自覚を促すのも考えてこの資料に記入してもらいました。
かんもくネット〜Knet資料〜
内の資料13:(1)安心度チェック表(2)発話状態チェック表(rtf)


参加者は
・小学校のコーディネーターの先生
・中学校のコーディネーターの先生
・担任になる先生
・娘
・俺と妻

娘の質問を中学校の先生達に聞いてもらいました。
発話できなかったので話す用のメモを直接先生に渡して回答していただきました。

入学式、クラス内の自己紹介の日程、段取りについて説明がありました。

親からのお願い
・(言えないから)最初から当てない、はしない
・小学校同様に「発話できない」のサインを決めて先生達と共有する
・手を挙げても「(発話できないで)当てないで」のサインを決める

中学校からは
吃音&発話できない事がある事の周知を本人の前でしていいかの確認→いいです
・「マイホワイトボード」の提案がありました。黒板に貼る?皆の前で発表する時に使う等


小学校の先生が「皆の前で発話できないだけで、理解も意志の表現もできる子なので!」「なので!!!」って強調していただきました。
親として娘を評価してくれて嬉しく思いました。

最後の方では娘も先生に少し発話できてた。

ちなみに一緒になるクラスメートは教えていただけませんでした。(そりゃそうだ)



入学式当日
先生に名前を呼ばれたら、「はい」と返事をして起立して前と後ろに会釈。「はい」は言えたか聴こえなかったけど無難にこなす
クラスは構成上同じ小学校が半分(町内に小学校2校しかなくどちらも卒業人数同じ位だった)で部活仲間も数人いて
早速次の日から登校時の待ち合わせ時間を4人で話してた。安堵。

翌日のクラス内の自己紹介は担任の助けを借りて何とか乗り切った模様。

まずは先生が一巡するまで娘の緊張はとれないのかな?


まずは、いいスタートを切ることが出来たかなと。先生達に感謝です。

これから3年間お願いいたします。娘も発話できるようにスモールステップで。

本人ができる「吃音を出にくくする話し方」

twitterから。この画像は絵的に菊池先生の本だと思うけど

吃音を出にくくする話し方
◯ゆっくり→はじめの言葉をゆっくり、引き延ばすように話す
◯そっと→くちびるや舌に力を入れ過ぎない。軽く触れる程度にする
◯やわらかく→喉を締めつけず、柔らかい声で話しはじめる
◯吃りそうになったらストップ!→余計な力が入っていないか?力を抜いてから声を出してみる

※注意!→本人から「苦しい」「楽に話したい」などと言う相談がなければ、話し方のアドバイスは不要


この本でした。春休みだし再度?娘達の前に晒してみるかな

吃音のことがよくわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)

吃音のことがよくわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)

場面緘黙の連載をコピペ

レデックス株式会社のメルマガに場面緘黙が全5回ありました

新連載:場面緘黙(ばめんかんもく)の子どもへの理解と対応
(第1回)場面緘黙って何?
www.ledex.co.jp

(第2回)場面緘黙児の不安を減らす
www.ledex.co.jp

(第3回)場面緘黙−日本の現状
www.ledex.co.jp

(第4回)具体的な支援と対応
www.ledex.co.jp

(最終回)場面緘黙の子どもへ具体的な支援と対応 〜教員の視点から〜
www.ledex.co.jp


うちの子は吃音からではあるが今は選択制場面緘黙なのではないかと.....
本人は言おうとしてるのだけど口パクパクだけで出てこない。
難発レベルじゃないんだよね、見てて。

吃音持ちの上の子の小学校卒業に思うこと

自分は娘が小4で日直で声が出なくなってから「発言の場は出来るだけやらせて失敗も経験になる」「失敗できる環境で発話できる努力をさせる」
って言い続けてきました。
その集大成が卒団式であり、卒業式だと思っていたのですが結局自分の望む「吃りながらでも言う」は出来ませんでした。
「(選択性)場面緘黙」という吃音に近い障害を知り、「キラキラ」で「言えなくても(それで精神的に安定するなら)いいじゃないか」「本人だってどうすれば良いか判らないのだから」との考えにも触れ、ことばの教室がない中学校でどうすれば娘が「言える言えないの恐怖心」を減らすことができるか。

小学校のコーディネーターさんが中学校のコーディネーターさんと繋げてくれて一度会って娘についてお話をしています。中学校で吃音啓発に関する資料も提出する事になっています。


娘は吹奏楽に入っていました。娘を成長させてもらえました。
卒業式後に卒業生が在校生のトンネルを通るのだけどその際に在校生から卒業生から吹奏楽のパートごとなのかな手紙のやりとりをしていて。
娘も手紙を前日まで毎日遅くなるまで書いてた。
娘は大勢の前では言えないのだけど周りの子には話し掛けていたようで、「いつも話しかけてくれてありがとう」とか「娘が言うなら言うこと聞く」って子もいたとかで。
いい経験されてもらってるなぁと。


自分は家族の病気もあったりで小中高と基本帰宅部。夕飯作ったりしてた。勉強以外で一生懸命って上京しての浦和レッズのサポ活動に加わる、24歳までなくて。
正直、娘のほうが俺より濃密な人間関係を築けているのだろうなと、羨ましく思う。俺は終始、一人だった。遠足とかの班決め、毎回毎回不安だった。

娘は習字が好きで冬休みに「1文字大文字書き初め」に参加して選んだ文字は努力の「努」
半紙に貼ってある選んだ理由を書き出すと

この一年、どんなにうまくいかなくても、わかってもらえなくても、
決して努力を忘れないでしょうと思ったからです

と。


多分娘は吃音に関しては「吃りたくない」は重要ではないのではないか。
今問題は「大勢の前だと喉に鍵が掛かったように声が出ない」吃音と言うより「(選択性)場面緘黙
かんもくネット〜場面緘黙とは〜

資料、小学校コーディネーターさんが転校のようなので早く作らないと。娘に確認し小学校に提出か。
一般的な物と、「娘は努力してるし話したいと思ってるのに現状話せない」を含めた担任に特化した資料。う〜ん

卒業式で吃音(難発)のうちの娘に配慮してくれたと思われる事

先週末、上の娘の小学校の卒業式でした。

先月の卒団式で私の気が抜けたと言うか「卒団式でそれなりに出来たのだから卒業式はタイミングよく言えるかな」と楽観していたのですが言葉は出て来なかったようです。学校では卒団式同様にその場合も考えて準備していただいたようです。

卒業式の対応については本人からも妻からも学校からも情報貰ってないのですが出席して対応してくれたのだろな〜ってトコが2つありました。

○校長に名前を言われた時に「はい」と言う
→「はい」は壇上で校長にではなく出席者に向かって言う事になっていました。
声が出て来なかった娘は「頷き」ではいを表現しました。それでいいと思いました。

○卒業生の一人ひとりの呼びかけ
「楽しかった〜」「運動会」みたいな一人ひとり立ってのセリフ読み
大人になってこんな事ないし全く不要だと思うのですが決行されました。
本人も「できる」って言ってたのでセリフも貰っていたようですが、実際は言えませんでした。
しかし十分配慮されていました。
→セリフの変更。言えなくても進行に支障がない場所になっていました。正直セリフがあったとは思いませんでした(卒業式後に先生から聞かされた)
→呼び掛け方法は出席順番順で一人ひとり立って言うのではなく「ランダムに(6人程度)に立ってランダムに台詞を言う」スタイルでした。なので誰が次に言うかは招待者保護者には判らない仕組みになっていました。
乱数表でも使ったのでしょうか。娘は救われたと思います。

ちなみに在校生も一人づつ呼びかけがありました。下の子(小3)にもあったのですが普通に言えていました。
多分本人に確認して言わせたのだと思います。
後から聞いたのですが在校生は全員強制ではなくて「言いたい(言える)子が言う」感じだったようです。下の子立候補したのかな~凄い。


卒団式と違い、卒業式に関して娘は少なくとも家では終始平静でした。「言えなくても大丈夫」って安心感があったのだと思います。

娘が「言える言えないの恐怖心」を軽減できた中で小学校時代を過ごせた事、先生達に感謝です。
本当にありがとうございました。