吃音(どもり)ネタを貼ってくブログ

コミュニケーションは、話し手と聞き手、つまり「あなた」と「わたし」とで成り立っており、吃音はその障害です

北海道言友会「国際吃音啓発の日記念行事」イベント(2018.10.22)に参加、感想

北海道言友会「国際吃音啓発の日記念行事」イベント(2018.10.22)に参加しました。感想、雑感です。
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8月の旭川例会で開催するよと聞いて、2月以来の椎野先生のお話聞きたくて、参加。

吃音関係ないけど色々動くと色々経験積めていい感じです。勉強になりました。
JR北海道、カード払(えきねっと)登録すると往復チケット(Sキップ)より安く片道チケット買えるのね。
旭川駅周辺の駐車場事情もリサーチできたし。

会場オサレな、間接照明な会場でした。会場撮影係を拝命されたのだけど俺のスマホでは暗さが影響してピンボケの山。トホホ。
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カフェマスターは入口でコーヒー作ってました。撮影したけどお客さんの影になってるし。現場で気づかず。トホホ。

旭川でもこういう資料作らないと。
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会場定員60名のところ、50名以上の参加者でした。新聞社も数社来てて読売毎日は事前に告知してくれました。ありがたや。
新聞効果でしょう、参加者半分くらいは知らない人だったようです。


椎野先生の想いと意図を聞いた後、
本の感想を吃音持ちの中学生と保護者、吃音持ちの専門学校生、吃音持ちの社会人、支援者の南先生が語って、質問&感想などを。

椎野さんは「小説家」と言う吃音を超えるものが出来て、吃音が改善したと。
自分も浦和レッズのサポ活動でそれまでは無茶だと思ってた事も沢山経験できて、結果改善したので、共感できました。

北海道新聞さんが記事にしてくれました。ありがたや。
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本はこれ。以下ネタバレ含めで感想書きます。
イベント前に2時間弱で再読できました。再読は気づきがあるなぁ。

僕は上手にしゃべれない (teens’ best selections)

僕は上手にしゃべれない (teens’ best selections)

質問させていただきましたが、主人公の吃りの強弱は感情表現ではなく。
人によって強弱のシーンは違うので、できるだけ感情は関係なく、
主人公が苦手な行について吃りの表現をしたと。なるほどな~と。

主人公ばかり考えてましたが、ヒロインの成長物語でもあったのだなと。
ヒロインは今まで孤独で偶然吃音持ちの主人公に出会い「友達になれる」と囲い込んじゃった、誰も渡さないって。
それが変化していくんだけど。これって志乃ちゃん映画と同じ視点だよな~って。
原作ではなく、映画の視点「居場所を探す話」繋がった~って思いました。
孤独は怖い。

例会後やイベント後、全国大会後の食事会飲み会楽しいのは「一人じゃない」と感じられるからだろな。共通項がある人達。
自分の場合は言友会だけではなく、浦和レッズの仲間内とか、コンサート後(どちらも全然行けてませんが)とかの食事会と同じで。


自分が書いたメモ書き羅列すると。
苦しさを知ってほしかった。
吃音と向き合う(違うと思い込む)
「あいうえおって言ってみて」で逃げなかったのは、主人公の意思
主人公はしゃべりたい→普通のままでいたい

南先生の指摘「清水君の応対」について。
清水君は最初はフレンドリーに接するのだけど、主人公の吃りを見て「ごめん」と言って以降主人公とは距離を置くようになります。

そこで、うちの長女と次女の吃音の向き合い方と。構えてしまうんです。
長女は小2でいじめられた経験と小3で担任と合わなかった(担任は単に吃音に無知なだけ、俺が悪かった)のがあって、
小3で視線が集まると話せなくなった。
小6の部活引退では音楽ホールで数百人の前で話した事もあったのだけど、配慮、配慮で話す機会がない。「ない」を選んだのは長女なんだけど。
カミングアウトもしてて、担任からも言ってもらったりして、だから?、線引かれた感じ。
良かったのだろか?
俺も相当差別意識書いてますが、皆の前で話せないだけ、それだけなのに、線を引かれて、いないことにされる。

次女はいじめは無く、年々難発症状は強くなってますが、(言葉の教室には通ってるが)クラス3役もするし、日直も一人でこなすし
授業も特に配慮無く(先生達は吃りそうになるとハラハラしてくれるようですが、ありがたい)。
で、次女は極力吃らないように学校では無駄口話さず、言い換えも沢山し~で。

隠せる隠せないも絡むと思うのですが


椎野さんが「本当に申し訳ないけど」って何回も言ってたけど「特別扱いは傷つく」「わからないように配慮してほしい」と

「傷つく」「プライド」の話はイベント後の食事会でも出たのですが「隠せるから、見えない障害だからの苦しみ」なんだろなと。
自分は話す事の「プライド」は捨てたので、変なヤツと思われても「目標を達すればいい」「変なヤツに思われたほうが楽」な境地。
確かに吃音無ければそんな演じる事はしなくてもいいのですが。


受容な話になるのですが、受容しなくても吃音改善する人は一定数いるのだなと。それこそブライドなのかな。ストレスを溜めないなのかもだけど。


食事会途中で抜けて、帰りの電車の中で「居場所」「学校での配慮って両刃の剣」とか考えていました。
志乃ちゃん映画の感想やっと書けるかな~書く前にもう一度観たいかも。