吃音(どもり)ネタを貼ってくブログ

コミュニケーションは、話し手と聞き手、つまり「あなた」と「わたし」とで成り立っており、吃音はその障害です

視覚聴覚等の外的リズムと発話改善の関係って研究、ありませんかね?

昨日のNHK総合「ガッテン!」でビデオ通話を盛り上げる話しをしてて、吃音持ちの俺的に!!!となった箇所があり、書きたくなった。
視覚聴覚等の外的リズムと発話改善の関係って研究、ありませんかね?
輪唱では吃らない、歌では吃らない、DAF、モロ外的リズムだったな。
でも視覚リズムは聞いたこと無いような....


NHK+のガッテン、URL貼れるのね、ありがたい。
https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2020111102824?t=1893&playlist_id=0d655b99-cc85-4201-a1d0-b0a9253e5ff6

地上波の再放送も深夜にあるはず。視て自分で置き換えれるか考えてほしいと思う。

余談だけど、認知行動療法の本って、考え方を柔軟にすれば吃音持ちに応用できると思う。
認知行動療法で腰痛治った本とか。
身体的、アレクサンダーテクニークとかもそうだけど
貪欲に取り込んで、自分自身をデバッグ、書き換えていきましょうと。

感想ブログあった。素晴らしく判りやすい
11/11 NHK ガッテン「心をつなぐ○○パワー!ビデオ通話の極意」 - 教養ドキュメントファンクラブ


自分!!!になったトコ
・ビデオ通話は目線が合わないので会話が弾まない
・ラップバトルの方に韻を踏む実験で体を拘束すると韻の回数が半減
・真正面でうなずきでリズムとる人がいると韻の回数が復活
・脳波測定で活性度の違いが一目瞭然
・ビデオ会話ではリズムが出づらいので意識的に深くうなずく(画面上に映るのは頭なので)
・落語家は扇子が無いと話せないかもって......

で。
・体を動かすと難発回避だけでなく、普通に高音が出せたり発話スピードを調整できるので、引き続き使っていこう!
・筋肉の緊張緩和で体の動きだと思ったら脳の活性化に繋がるとは。
・落語家の扇子的な物を吃音持ちは意識して持つようにすれば。ある映画ではカチカチ鳴る「カウンター」だったり。
・目線。難発連発で苦しそうにしてる人がいれば、目を合わせて頷きをすれば言葉が出てくるかな。長女でやってみる。
・相手が難発連発で苦しそうにしてる場合、俺は目線外しがちなんだけど、間違いだったかも。
・吃音カフェの時、目線を合わせて深くうなずいて言葉を引き出せればなぁと。


自分は扇子に相当するもの、手をひらひらする随伴であったり、足でのリズムだったりなのだけど。
リズムが脳を活性化して発話しやすくするのかと。

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パイソンズのスペイン宗教裁判スケッチみたいに、何時何があるか判らんですな。
とっても意外で、繋がる話だったなぁと。

木村太郎さんがバイデンさんの吃音ネタに言及

吃音の事「言語障害」って言ってたけど、これから「発声障害」と書く言うようにします。
このほうがシックリきました。

昨日寝る前にスマホ触ってたらこんな事あったのですね。
news.livedoor.com
動画はこれ

検索すると、木村太郎さんは「トランプが勝つ」とずっと言ってる人みたいだな。
だから余計に「彼は吃音持ちでその件は言及しない」となったのかなと。

坂上さんの伊藤アナさんもスタッフの指示通りですかな、悪いとかは別段思わん。
スタッフの悪意は感じるけど、トランプ大好きFOXとかはどう扱ってるか、知りたい。

自分はこの動画視て「吃音の事スルーって余計にオープンに出来なくなる」と思いました。怖い。

ツイートもしたけど

お互い「吃っちゃったハハー」な感じになれば、もっとハードル下がるのに、と思う。
確かに「吃りながらハードな交渉事出来るんかい?」って論調は残念ですが、「発話障害」なので全然ハードな交渉出来ますよって話です。

バイデンさんと吃音って選挙期間に吃音持ち男児君との交流動画

日本では(少なくとも自分には)オープンじゃない、話し方についてのアドバイスのシーンもあり。
「吃音治療、結局需要ない」って見るけど。
「隠すから苦労する」「早期治療じゃないから固定してしまう」
誰のせいか知らないが、現状「吃音で困ってる子供に話し方の指導が入らない、受けられない」事に怒りが湧いてくるし、
今までの子育て支援と同じで、「ある時期を過ぎると苦労を忘れてしまう」(吃音症状は加齢で改善多いし)からかなとも思うし。

バイデンさんいいトコの子かもしれんけど、現在おじいちゃんである彼が、50年前?話し方改善で議員になってって。経歴は知らんですが。
50年前にやってる事が少なくとも私の周りで行われていない。怒りしかないですよ。

自分の目の前の吃音に関する状況(自宅から半径200キロでも「吃音治療、改善を促す病院」はない)と
アメリカ等の海外での状況を見ると、英語とは話し方の構成が違うからとか、言い訳としか思えない。環境が脆弱すぎて、残念だ。

最初と話が相当ずれた。

ワンダンス4巻&ワンダンスについて再び

昨年ワンダンス1巻2巻取り上げましたが、現在4巻出てます。

1巻2巻買ってから月刊アフタヌーンの最新号を立ち読みしてたのだけど、コロナで立ち読みできる書店が激減しまい、わざわざ時間作って遠出してましたが
web(コミックデイズ)で読めるのに気付き、今は最新話を購入(1話90円)してます。この方が手間も時間もかからん。
comic-days.com


ダンスが熱くなって、学校のダンス部からダンスバトルに移行し、色んなダンスが紹介されております。
アニメ化難しいだろな~実写化は出来そうな気がする。

自分が「ワンダンス」に惹かれる理由を的確に書いてあったコラムがあった。
pocket.shonenmagazine.com
抜粋。ぐっとくるトコだけでもこんなにある。
抜粋なのでこのまま読んでも繋がりません。

今回は珈琲先生の『ワンダンス』。
障がいをメインテーマに据えていないのに、障がい者のリアルが描かれたすごい漫画。


カボくんはそんな吃音を「溺れながら喋る感覚に近い、呼吸のタイミングを見失う」と表現しています。
カボくんが自分を押し殺したり、周囲の目線を気にしたりという傾向は、吃音による「喋るのが苦手」という意識から来ているのかもしれません。


こうした特徴によって自信を失ってしまうと、身体の不自由さ以上に自分が自分らしく生きていくための障壁となることもあります。
このあたりが『ワンダンス』はとてもリアルに描かれていました。


「できない自分が恥ずかしい」と恥ずかしい想いをする良い機会のひとつだとも思います。そしてここが分かれ道になるんじゃないか。


そんなカボくんにとって幸運だったのは、自分のそばに湾田さんがいてくれたこと。
そして、彼女が応援してくれたこと。


誰かに見せたくないところを相手に開示していくことで、相手が自分に興味を持ってくれる。
困ったときに助け舟を出してくれるんじゃないか。


未経験なダンスに挑戦し、吃音という特徴とともに自分自身のこれまでと向き合う。
カボくんが勇気を出して踏み出した一歩が、湾田さんとの絆になりました。

4巻ではなんと吃音カードが出てきます。
スマホの待受にするんだけど、ダンス大会の自己紹介で言葉が出ず、スマホもかカバンで
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ダンスが熱いから吃音ネタはフェードアウトすると思ってたのだけど、不意にぶち込んでくるのが毎回驚かせます。
それと小ネタ、吃音持ちは自然に共感できるのだけど、非吃音持ちさんは無理解、気づいてないのだろなってトコはそれなりにありで。

自分は、コサキン浦和レッズに出会い、吃っても笑われない環境で話してるうちに自己肯定力が上がるの実感したのだけど
カボ君も相方のワンダさんだけでなく、さらっと先輩に吃音カード見せたりしてカミングアウトできる位、自己肯定力が上がっていて。
凄く共感できる。
毎号楽しみです。







吃音持ちの若い子達、ワンダさんみたいな理解者は近くにいるかな。
高校まではいたけど、大学で地元も離れて理解者が見つからず?引きこもりって案件(保護者は号泣)も聞いたことがあり。
それでも踏み出せば、吃音に負けない、自分に負けないと不敵に笑えると思うのよね。恥ずかしさに打ち勝つ高揚感と言うか。
次女には今はいる。長女は今いるのかな。

吃音のある看護師の自死事件の労災裁判&報告会参加しました

2020/10/14裁判から1週間経ちました。判決直後の報告会では「国は告訴する可能性高い」と言ってたような。
だからの呼び掛けなのです。
inoken-hokkaido.com


亡くなって7年
労災申請して5年
裁判で3年


ヤフコメが優しい。世の中こんなに吃音持ちに優しければ良いのに。
自死された方は吃音をカミングアウトしての就職でした。就職前の話と実際が全く違ってて。
パワハラ適応障害・鬱になってしまい、正常な判断が出来ず(数年前朝日新聞北海道新聞で報道済み)
news.yahoo.co.jp

北海道言友会のメーリングリストに流れててて。速攻で買って記事読みました。判決が10/14にあると

北方ジャーナル 2020年9月号[雑誌]

北方ジャーナル 2020年9月号[雑誌]

  • 発売日: 2020/08/15
  • メディア: 雑誌
これ読むと、患者の暴言と言うより、職場のパワハラだと思いました。
「言い直しを止めさせて」って言う患者さんもいたようです。


その病院に就職して4ヶ月での自死でした。
亡くなる日の10日後位に、北海道吃音キャンプで会えるはずでした。挨拶したかった。
労災申請を2回却下されて、裁判となりました。

当日、札幌地方裁判所に行き、裁判&報告会参加しました。
裁判所に行くのは小学校の体験授業以来。
7階で一番大きな部屋で、でも2m間隔開けないと座れないので入れない人が沢山いて。
部屋のドア開けたままの判決でした。裁判自体は2分位。報告書が60P位あるとの事。
判決は「労災認定(正確には労災不認定の却下)」でした。


報告会会場に移動
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以下、メモ書きを編集して書きます。間違い指摘されたら削除・訂正します。

会場設営してたのは
「北海道過労死を考える会」「過労死を防ぐ家族会」の方達だったように思う。
「新人看護師の自死」って結構あるらしく、裁判中の案件もあるとの事でした。
新聞社3社、地元雑誌1社来て、取材されてました。裁判所にもいたと思う。

弁護士さん2人到着し、それぞれ想いを語ってました。
報告書60Pを15分程度で読んでの感想・想いなのでこれから後で訂正があるかもですが。

1.病院のパワハラ認定
 吃音持ちに「説明のやり直し」させるのは効果ない。続けさせたのはパワハラにあたる。
2.試用期間の延長理由による心理的負担
 飯山さんだけが期間延長。延長理由(報連相の不備)は吃音由来でパワハラにあたる。
3.患者からの叱責
 「替えてくれ」「何言ってるか判らない」等の暴言を浴びる

労災認定は「強・中・弱」の強が1つあれば認定となる。
弁護士さんの見立てだと中2、弱1で合せ技で認定になったのではないかと言ってた。
1に関してはK先生の意見書が影響与えたはず。

心理的負荷の認定で吃音の心理的負担を一部認定したのが画期的。
これが認められれば、吃音だけでなく他の障害にも判例になるかも

1.エポックメイキング
 朝ドラで吃音持ち設定が主役になる時代。
 STVで放送した飯山さんのスピーチの映像を提出し、裁判官から「視ました」と返答いただけた
2.証人尋問
 厳しい指導をした人への尋問が素晴らしく、パワハラ認定に大きく寄与した(北方ジャーナルの記事)
3.沢山の方が見守ってる姿勢
 裁判には常に多くの傍聴者がいた。
 国が控訴しないように引き続きご協力お願いします

俺が思った事
・吃音が労働の障害になると一部認められた。吃音持ちとして、仲間としてうれしい。確定してほしい。
・吃音は個人の脆弱性ではなく、本来は社会モデルで解決すべき。
・合理的配慮あればもっと働ける。働く権利、吃音持ちだってある。
・飯山さんはカミングアウトしての就職で、本人できる事は全てやっている。なんで死ななければらなかったのか、本当に悔しい。

過労死~の会の方のスピーチを聞いて、看護師って大変なんだなと思った。
でも、ヤフコメ読むと「新人をサポートできない病院がダメ」ってホント、その通りだなって思った。


合理的配慮って要は「少し優しく接する」って事だと思う。
実際吃音は精神的抑圧って悪い方に出るし。
「吃ってもしょうがない」と開き直ってる俺ですが、
直ぐに「バカ」「キチガイ」って言う同僚には自分を守るために関わらないようにしてるし。
みんな少し優しくしてくれれば。
吃音持ちも吃音に甘える事無く、切磋琢磨は必要だと強く思いますが、
それを周りが「もっと努力しろ」って言うのはパワハラ・イジメだ。
出来ない事もあるのが吃音で、それが障害だと思う。

この判例で益々吃音持ちさんの就職が不利になるのではと心配する人がいた。
そうならないように。媚びるのではなく、「ぜひ我社に来て」って言ってくれるようなスキル身に付けないと。
理想は社会モデルなのだから、そんな必要は無いのだけれど。
飯山さんは誘われてその病院に決めました。だからだから、悔しいし、無念だし。どうすれば、とも思う。

来年高3の娘の将来就職の話

ちょっと時間があるので長女の話。

「吃音ガール」を買いました。長女が同じ職業を目指してるからと。

長女は高2で進学について学校とも話していて、その件は以前書いたからここでは書かない。
で家族(俺・妻。次女)が読んで長女に渡したのですが、どうやら読んでいない。
中学校の卒業式で「自分の吃音と向き合えない」と書いた長女。
注文は言えなければスマホを見せて済ますらしい。
俺が北海道言友会会員で娘達も小さい時は参加してたので、
先生が心配してくれて、半ば強引に南先生との時間を毎週(基本オンライン)作っていただいています。
長女は話す事は無くて苦痛のようだ。
その時間は長女の部屋がある2階にはくるなと厳命されていて。
先生の判断だと結構重いらしい。苦痛な時間だからもあると思うけど。
「このまま話さない、人との会話はいらない」と思ってるようだと先生から言われた。
娘の本心はどうだろか。ちなみに自宅では吃りながら大声で話している。
学校では押し殺してる方が多いのかなと思う。
先生達には自分からメモ渡して配慮はされているので授業の苦痛は無いようだ。


「吃音ガール」長女はどうやら読んでいない。
同様の事(息子が読まない)呟いてる方がいて、我が家だけでは無いのだなと。


先週の旭川吃音カフェで
「ES・面接でカミングアウトすべき」
「それで落とされるならそれまでの会社と三行半つきつけろ」
って話があり、隠して苦しくなるなら最初から
”受け入れてくれる会社を見つける”
のほうが良いよね。
でも数年前のNHKamebaでやってたけど、「就職できない」って現実あるので
障害者手帳取得で障害者枠で活路を見出す”かなとも思ったけど。

自分は「専門学校で国家資格取得」で難なく就職できたけど、
障害者手帳」も同様の効果程度なのかなぁとも考え始めた。
吃音の場合精神だから更新もあるわけで。

飯山さんだって資格があるから就職できたけど、
職場に理解がないから、追い込まれて自死してしまったし。
飯山さんだけではない。


カミングアウトって自分の一部を説明するのだから客観視できないと。
無視し続けても、自分で首絞めてるだけで。
長女に関しては、そう思えて。


時間の使い方が勿体なくて、睡眠時間削ってるように見えるから、
歯がゆいのかなぁと。

吃音持ちが主役の映画「実りゆく」感想(ネタバレあります)

吃音持ちが主役の映画「実りゆく」感想です。
minoriyuku-movie.jp


いい映画、映画らしい映画でした。爽やか~って感じ。

大変申し訳ないですが「アケミちゃん」の演技が超絶不自然で、ちゃんと演技できる人だったらもっと作品に没入できたかなと。

この映画にはモデルがいて、その人は「滑舌が非常に悪い」との事。


映画『実りゆく』予告編

パンフレットに書いてあったけど、吃音は完全にネタ、設定としての。です。
イジメられるシーンもあるのだけど、映画の色付けかなぁと思った。主人公が「怒りを溜め込んでる」「抑圧されてる」って感じは無く。
エンドロールに 全言連・東京言友会 の文字があったので吃音そのものはキッチリ表現していたと思います。
地方発の低予算?映画って、吃音関連だと和歌山県の「ポエトリーエンジェル」もそうなんだけど、
有名どこの俳優さんの演技がとてつもなくうまく、際立ってしまうのよ。今回も「俳優ってスゲー」と思いました。

主人公の俳優さん。真面目が伝わる演技で凄いなぁと思った。こんな雰囲気の吃音持ちさんって沢山いそうだと思った。
深夜ラジオのハガキ職人なのだから才能はあったのだと思う。
「覚えた言葉だと吃らない」「父を笑わせたい」
主人公のセリフは舞台以外は全部「難発」口調です。力んで出す感じ。
そのラジオに呼ばれて爆笑問題さん達の前でカミングアウトして両名の反応がとても自然で良いと思った。


映画から外れるけど
お笑いって障害すらネタにするし、武器にもなったりする。
吃りを個性に変えられる仕事なのかなぁと。
農家な吃音持ちさんも数名知ってるけど。「農作物との会話が多くから不自由あまりない」って。
映画でもそんなシーンあった。


結局吃音は「設定」なので、あんまり印象に残らなかった。
舞台での圧倒的な話術とのギャップが大きすぎたからか、舞台以外での引っ込み思案っぷりが違和感なのか。

「きつねびより 吃音のある97人の体験談集」感想

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きつねびより

注文用の電子メモ帳を配ってる活動してた「きつねっとファクトリー」さんの「本作りたい」に賛同し、私も投稿しました。
無事購入できて、先週末一気に読みました。質感高い本です。
表紙の絵の意図知りたいなぁです。ドアはどういう意味なのだろか。手紙咥えてるように思うけど「喋れないけど聞いて」って意味なのかなぁ~とか。


数年前に「福岡言友会40周年記念文集」買っただけど、昭和の記述が今とぜんぜん変わっていなくて、ガッカリと怒りで半分も読んでなくて。
この本はどういう感想になるかと思い、恐る恐る読み進めた。
内容は軽やかなのは少なくて、重いっす。若い順で載ってるのだけど、今でも大変な思いしてる子が多いのだなと改めてゲンナリしました。
確か、投稿者全員掲載だったように思う。地域とか年齢とかバランスは考えていたはず。
フォローしてる人達が多くて、twitter上しか知らなかったので「人となり」を垣間見た気がした。

意外と言うか、思い出したと言うか、「隠したい」「周りに気づかれたくない」「周りに心配されたくない」人が複数いた事。
そうだった、自分も基本カミングアウトはしないしな。今は聞かれたら言い訳に使うけど「吃りなんで~」って。


思惑どおり、高齢になるにつれ「吃ってるけどそんなに困っていない」「ほぼ吃らないので治ったのかも」な人達しかいない。
「家族が出来たので吃りがとか言ってらんない」「仕事の事が手一杯で吃音の悩みは相対的に少なくなった」って年齢が上がるにつれて。

看護師さんも「病院」「施設」で違うのだなと。配属先や、病院の規模でタイムプレッシャー違うと思うので、そこは選択重要なのかなと思った。
驚いたのは言語聴覚士の方達が結構いた事。教師も数名いた。


目次に名前だけでなく「職業」も記載してると、ヨリ読みやすくなるかなと思った。


自分は高校の時が一番辛かったかなと思う。ズル休みしたのは高校の時だけで。
周りもそうかもって思ったけど、中学とか小学とか、自宅って人もいたような、人それぞれなのだなと改めて思った。

自分は今51歳だけど年上の方達のを読むと、皆さんウンチクがあり、勉強になると言うかそういう境地になるのかなと思いました。

中高生が読むとどうなるのだろと。
振り返ると、10代の時は「喋れない俺の将来どうなるんだ」って不安しか無かった。
この本には「未来」が可視化されてるのだから、「吃音持ちの自分」と、もっと早く向き合えたのかもと思った。
戦い方次第、戦うにはまずは己を知る事が近道ですよと。

まことさんありがとうございました。